私は体外受精・顕微授精が大好きです。1983年に体外受精を初めて学んで以来23年間,そのすばらしい有効性と科学的・合理的な特性に絶えず魅了され,臨床と研究に邁進して参りました。気が付くと,約5000人の体外受精・顕微授精を行っておりました。好きこそものの上手なりで,23年前2%の妊娠率であったのが,今では35歳以下なら60%,36から40歳で30%,41歳以上でも20%の妊娠率を達成しております。外来で何年も妊娠できない不妊患者さんが,たった一回の体外受精で妊娠してしまうのには,今でも感嘆の念を禁じ得ません。
最初の10年間は妊娠率の向上に夢中でした。ここ10年間は,40歳以上の方,卵が育たないpoor responder,なぜか不成功を反復する方など,難治症例の妊娠に燃えております。成功例の最高年齢は46歳で,毎年44歳の出産を数例達成しております。
ウィメンズクリニック神野でこのように最高の体外受精・顕微授精が可能なわけは,患者さん一人一人に合わせたオーダーメードの排卵誘発法,完璧な技術,そして何より,スタッフ一同の妊娠達成に対するあふれる情熱とたゆまぬ向上心のためと考えます。さらに22年目に遅蒔きながら悟った極意は,“卵と胚を育てるお母さんが幸福で心底安心しているときに妊娠は訪れる”ということです。ウィメンズクリニック神野は,最高の科学的な臨床を行いつつ,アットホームで楽しく過ごせるクリニックを常に目指しております。
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