03/04シーズンプレミアリーグ順位予想。

アーセナル(昨季順位1位)
ほぼ同じメンバーで3年目のシーズンになる。 確かに完成されたチームだが、 高齢のベルカンプや、大黒柱のアンリ、守備の要キャンベルだけでなく、 ひとりでも崩れたらそのままチームごと崩れそうな感じがする。 それに、相変わらずゴール前に大穴が開いているが、今年もどうにもならないのか。 昨シーズンのように長期の怪我人が出なければおもしろいだろうが、 若手も決して悪くはない。アリアディエールやクリシーなど、 粒はそろっている。 いうまでもなく優勝候補。

チェルシー(昨季順位2位)
あいかわらず出入りの激しいオフシーズン。 たしかに能力の高い選手を多数獲得はしているが、 選手をかき集めれば勝てるものではないスポーツである。 昨シーズン、あれだけ選手を買ったのに結局一番活躍したのは 古株のテリーとランパードだったのを見たはずだが・・・ 昨年獲得したダフやムトゥらが活躍すればそれでもどうにでもなるが、 新監督モウリーニョがどれだけこのスターぞろいのチームを制御できるか 見ものでもある。

マンチェスターユナイテッド(昨季順位3位)
エインセにスミスといった補強をしているが、 どのポジションも人が足りない印象がある。 とりわけ中盤の底に守備のできる選手がいるのか。 ジェンバジェンバがシーズン通して活躍できないと・・・ なぜかわからないが不安を覚えるのは、昨シーズンに見せた ベッカム不在の穴のせいだろうか。 それとも核となる選手(昨年ならファーディナンド)の不在で 大崩れをするバランスの悪さなのだろうか。

リバプール(昨季4位)
なんといっても、ウリエが辞めた。 後任のベニテスはバレンシアでは守備的といわれていたが、 美しい守備と意外と積極的な攻撃で2度のリーグ優勝に導いた名将。 チームはシセがやっと入り、ヘスキーを失ったが、 サイドの積極性とオーウェンの復活さえあれば現状でも 十分優勝を狙えるチームである。 堅い守備にはもともと定評がある。 あとは攻撃だろう。

ニューカッスル(昨季5位)
バット・クライフェルト・ミルナーを獲得。 スピードが押し出されるように移籍したが、 バットが使えれば同じようなタイプだ。 両方維持できなければどちらかを手放すしかない。 前線はもともとシアラー・ベラミーで安定していたが、 クライフェルトはやはりシアラーを追い出せるのか。 またはシアラーの控えで終わるのか。 さて、最大の問題点、ウッドゲイト以外の守備だが、 変わらないようだ。また、得点も失点も豪快というゲームが見られそうだ。

アストンヴィラ(昨季6位)
穴の開いたディフェンスラインにラウルセンを獲得。 しかし、抜けた選手のほうが多く、ちょっと不安が。 オリアリーの手腕しだいの状況は変わらないようだ。

チャールトン(昨季7位)
ロンメダールを獲得し、イェンセンを失ったくらいでさほどの変化はなし。 ただし、パーカーを盗られた影響は大きいか。 そのあたりは埋められていないような気がする。

ボルトン(昨季8位)
イエロ・スピード・レス=ファーディナンドと積極的な補強を見せる。 上積みを考えると狙うはUEFA圏内か。 ただし、昨季の成績自体が出来過ぎとの話もあり、 オコチャがいなくなったら点が取れなくなりそうな。 イエロのような選手(海外のロートルといわれそうな選手)を使うのが 必殺技のようなアラダイス監督のこと、 今期のボルトンの守備からは目が離せない。 昨季も別の意味で目が離せなかったが(目をそらしたかった?)。

フラム(昨季9位)
アンディ=コールやラジンスキ、ディオプら、 このクラスのチームにしては積極的な補強を見せる。 しかし、2年目のコールマン監督が勢いでいけた昨年のような 積極性を、期待をかけられた今期も出来るか。 できなさそうな・・・ そういえば、稲本がいなくなってプレミアから日本人がいなくなりましたね。

バーミンガム(昨季10位)
デイヴィッド=ダンがうまく働かずに攻撃力に不安があった昨季。 今期はグレンケア・メルヒオットらチェルシーのお下がりと、 ヘスキーを獲得して戦力の充実を図った。 最低でも「面白いチーム」にはなるだろう。

ミドゥスブラ(昨季11位)
とにかく、昨季ローンで借りてきたゼンデン・メンディエタ・ミルズといった 選手をあらかた失って、レイツィハーやハッセルバインクなどを 獲得したが、フィットするまでは苦難の日々になりそうだ。 しかし得意技の中位キープを果たせるだけの戦力はある。

サウザンプトン(昨季12位)
ストラカン監督を失い失速した昨季。 選手もほとんど変わらず、スタロック監督はその座を守りきれるのか。 それは、ニエミをキープできるかにかかっているか。 ビーティーやフィリップスの攻撃力は十分だが、 あとは中盤の攻撃参加と守備陣の安定。

ポーツマス(昨季13位)
選手の出入りは激しいが、シェリンガムを失った以外は さほど大きな変化はない。 やはりレドナップ監督の手腕しだいだろうか。 ヒズロップの長い手足にすべてがかかっている、ともいえる。

トテナム(昨季14位)
ツィーゲ・ポスティガらを失い、アトゥバ・ポール=ジョーンズを獲得。 比較的激しい動きを見せているが、最大は サンティニをフランス代表監督から招聘したこと。 長い代表監督歴で逆に不安はないだろうか? フランス代表はタレント揃いで、 そういった環境に慣れたサンティニはこのチームをどう立て直すか?

ブラックバーン(昨季15位)
アンディ=コールを放り出したが、獲得選手の中に 元ラ・レアルのデペドロがいてびっくり。 絶対にスーネスと衝突しそうだ。 お互いその選択肢はどうなのだろう。 他にもマッテオ・ディコフらを降格チームから獲得したが、 決定打になりそうな選手ではない。

マンチェスターC(昨季16位)
昨季は期待を大きく裏切り、今期もほとんど変化なし。 大丈夫か?キーガンの首は。

エヴァートン(昨季17位)
ラジンスキやアンズワースら、一線級の選手を何人も失った。 逆に獲得した選手は超D1級程度で、やはりルーニーの契約延長が 財政上に大きな負担になったことは疑いがない。 そのルーニーが爆発しなければ、今期は残留ぎりぎりのその地位さえ危ない。

ノリッジ(昇格チーム)
はっきりいって厳しい。 とりわけ守備は選手の変化がない。(ヘルヴェグくらいだ) D1では鉄壁だったのかもしれないが、同じふれこみであがってきた 2年前のウェストブロムウィッチがあっさり最下位に沈んだのを見れば、 レベルの違いがわかるはずなのだ。 攻撃ではベントリーを借りてきてはいるが、 基本は動かず。チームワークで必死に戦うつもりだろう。

ウェストブロムウィッチ(昇格チーム)
やはり小クラブチームらしく、あまり選手を買うことは出来なかったが、 監督のメグソンを含め、一昨季にプレミアを戦った選手が多く残っていることから、 一昨季の苦い経験である開幕直後の連敗を繰り返す恐れはなさそうだ。 攻撃面もカヌを獲得し、安い資金で残留を狙っている。

クリスタルパレス(昇格チーム)
アリウ=シセを獲得し、中核にすえるものの、 なんといってもプレミア経験のある選手が少なすぎる。 ただ、若手を多く擁しているのでその成長いかんでは夢の残留へ 滑り込めるかも。

さて、今期の応援チーム
1、ボルトン
2、ウェストブロムウィッチ
3、チェルシー
4、バーミンガム

順位予想
1、アーセナル
2、リバプール
3、チェルシー
4、マンチェスターU
5、ニューカッスル
6、バーミンガム
7、ボルトン
8、アストンヴィラ
9、エヴァートン
10、ミドゥスブラ
11、ポーツマス
12、チャールトン
13、ウェストブロムウィッチ
14、サウザンプトン
15、フラム
16、クリスタルパレス
17、ブラックバーン
18、トテナム
19、マンチェスターC
20、ノリッジ

正解は、来年6月ごろにわかるでしょう。

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