落ち込む少年と明るい少女

GM ここは、カルザントの街にある、「旅の神の導き」亭。よくありがちな冒険者の店。
GM ただし、その大きさは並みではなく、客席は120.世界最大級。
GM 今日は、その席もずいぶんとさびしい。
キバルト おお、そうだっけ?<世界最大級
GM ・・・この説明、最近してなかったような気がするなあ。
フィロ 大きいですねぇ

GM ちなみに、前回からの参加者向けのフォロー。前回から1週間ほど。第一部セッションでは第7シナリオ(最終回)と同じ時期。

「カイン」:第一部第7階にF岡氏が使ったキャラ。

GM さて、今日は常連もほとんどいない。有名冒険者グループであるレッドらのグループも、3日ほど前にカインという神官戦士とともに遺跡調査に出かけた。

「レッド」:第一部1~7回に登場したPC

キバルト 前回は、我々が誘われたんだっけ?
GM そうです、前回はNPC化したカインが君らとともに戦いました

マスター 「お、新人か。久しぶりの新入りだな。名前は?」
GM (酒場のマスターがキャラクターに振るのって珍しいなあ・・・)
フィロ 「名前はフィロ」
マスター 「フィロか。それなりにできそうだな。ま、がんばれよ。オーダーは?」
フィロ 「牛乳でいいわ。ところで冒険をしたいんだけど、なんかいい仕事があったら回してよ」
マスター 「ミルクな。まるで誰かのように・・・まあいい。新入り記念に、いい話があったらまわしてやるよ。」

GM そして、事件とともに今日も酒場の扉は開かれる。
GM 入ってきたのは少女。18くらいの年齢になるか。線は細いが、不思議と弱い感じがしない。
GM さらに後から入ってきたのは、40歳くらいの学者風の男。優しそうな目をしている。
GM この二人、キバルトには見覚えがあったりする。少女は、フレワ=ティルフィールと名乗った少女だ。(第9回参照)
GM 後者はチャットセッション初登場。フランシスコ=アモルーゾ教授。魔術師学院の生物学の教授だ。
キバルト あ、僕もこの酒場にいるのか?
GM あ、キバルトはいてください。そうしないと話がつながらない恐れがある。
キバルト じゃあ、いるはいる。しかし隅っこのほうで、めちゃめちゃブルーな感じで
GM 少女は、マスターのほうにいって、何か話をしている。
フィロ 横目で牛乳飲みながら見ています
キバルト ずーんと沈んでる。フィロにもフレワにも気付かない
ウェイター 「どうした、少年。らしくないぞ。」>キバルト
キバルト 「・・・」ウェイターの気遣いにも黙ったままで
GM 少女は、「カインさんがこちらに来ていると思うんですけど。」
マスター 「レッドたちと出かけたよ。遺跡の発掘とかいっていたな。」
フレワ 「教授!主任は不在とのことです。困りましたね・・・」
アモルーゾ教授 「そうだな・・・ん?あそこにいるのは・・・」
GM そういうと、キバルトのほうへと歩いていく。フレワもその姿に気がついたようだ。
キバルト こっちは気付かない。飲めもしない酒のグラスを抱えてうつむいてる
マスター 「フィロ、だったか。あいつらの話、聞き逃さないほうがいいぞ。」
フィロ 「わかったわ、こう見えても盗み聞きは得意なの」

悪を討つ心に燃えて

教授 「キバルト君?」といって肩をたたく。
キバルト ああ、肩叩かれたら、顔上げるかな?
教授 「キバルト君、いいところで会った。」
教授 「君が冒険者をやっているという話は聞いていたが、頼みたいことがあるのだ。」
キバルト 「・・・僕に何の用ですか?」
キバルト ところで、学園の教授って事は、面識あるのか
GM (授業はとった。学生の評判のよい、わかりやすい授業をする教授である)
教授 「実は、私は東方の生物、パンダというのを・・・所持しているのだが、それを誘拐されてね。」
教授 「これを取り返したいと思っている。協力してくれないか?」
キバルト ・・・前回までの流れに比べると毛色が違いすぎやせんか?
キバルト こっちはあの少女のことで落ち込んでるってえのに・・・ぱんだ?
GM (毎回おんなじ様な流れでは気も滅入ろう)
キバルト 「・・・すいません、他をあたってくれませんか」
キバルト 「ちょっと今は・・・そんな気になれないんです・・・」
キバルト おお、いきなりシナリオ崩壊か?
教授 「キバルト君、少年期は悩むこともある。しかし、それを乗り越えなければ成長はしない。」
フレワ 「キバルトさん。今回の件は、エドワードが関係していると思うんです。」

「エドワード」:前回・前々回の悪役。悪魔。逃げられ続けている。

キバルト ・・・えーと、わるいやつだったっけか?確か
フィロ 悪いやつですか
GM 例の少女を悪魔化させたのもエドワードでしたね。

第10回に登場した、アンジェのことです。

キバルト じゃ、今度の敵は怪人パンダ男だな
キバルト ま、それはともかく、エドワードの名を聞いたらちょっとは反応する

フレワ 「わかりますか。あいつは人を不幸にさせる悪魔なんです。あいつを倒さなければ・・・もっと多くの人が不幸になる。」
GM こうやって考えると、深刻な話ばっかりだよなあ、最近。
キバルト なんだか、純な少年を焚き付けるような言い方だな
GM 焚きつけてますねえ。
キバルト そのアジテートは気に喰わんが・・・「分かりました、話を聞かせてください」
教授 「教授棟から誘拐されたとき、そのエドワードという男が出入りしたという記録が残っている。」
フレワ 「それに、そのときネーチェのほうに飛び去る黒い影を見たという情報も入っています。」
キバルト 堂々と記録を残すとは・・・あてつけか?

「ネーチェ」:第9回でエドワードのせいで滅ぼされた村。エドワードの本拠地があった。

GM ちなみに、フィロもネーチェの村というところには立ち寄っている。エドワードとは、そこの村長だったはずだ。
フィロ むっ、いつの間にやら立ち寄っていたのか
GM 本人には会っていないが、周りの人に親切にされた覚えがある。

巻き込まれた少女と不思議な依頼

キバルト 「ところで、それは何時の話なんです?」
GM 誘拐されたのは、今から4日前。
キバルト 「・・・失礼ですが、4日も何をされていたんですか?」
教授 「警察に連絡をした。そうしたら、悪魔がかかわっている可能性があるらしく、ファリス神殿の人が協力をしてくれることになった。」
キバルト エドワードが悪魔だってことは・・・カインが伝えたのかな?
GM そうだろうね<エドワード
教授 「このフレワさんは、ファリスの人で捜査担当ということで協力してくれている。」
フィロ (げっ、ファリスの信者)とか思ってます
キバルト ・・・え、ファリスの人なの?
GM そういう説明はしたはずです
キバルト そうだっけ(ワラ
GM ファリスの関係者で、このような場所に立ち入れるということはそれなりに柔軟な頭の持ち主であることは間違いありません。
キバルト それはいいとして、一番最初の依頼はフレワからだったよな?
GM そうですね。第9回のことです。
キバルト ということは、「貴女は、エドワードが悪魔だという事を知っていたんですか?」
フレワ 「あなた方に黙っていたことは謝ります。私が動いていることは、悪魔に気取られてはいけないことでしたから・・・」

GM フレワが振り向いた。フィロと目が合ってしまった。
フィロ 慌てて、下を向きます
フレワ 「興味があるんだったらもっと近くで聞いてみませんか?人手は多いほうがいいですから。」
フィロ 「良いんですか? あたしなんかが行って」と苦笑いします
フィロ 「結構、重要そうな話っぽいんだけど」といいつつ、フレワの方へ行きます
フレワ 「有能な人材をえり好みしている余裕はありません。あなたの素性がどのようなものであっても・・・」
フィロ 「素性なんて、あたしはただの精霊使いですよ。あはは」
フレワ 「ですね。では、詳しい話を聞いてみてください。それで、協力いただけるかどうか判断してください。」
フィロ 「ええ、そうさせてもらいますわ」
フィロ と言いつつ内心では厄介なことになったとか思ってます
GM いえい、巻きこんだったわ(苦笑

キバルト へいへい、じゃ、フィロもいるということで、ちと話を戻していいですかね?
教授 「パンダという動物がいるのをご存知かな?私が研究用に所持していたのだが、誘拐されてしまったのだ。」
キバルト そこまでもどるの?
GM 教授は、フィロが入ってきた時点で最初から話すつもりです。途中まで聞いていたのに気がついていないようです。
フィロ 了解です、ではこっちも調子を合わせて「パンダ? 」とか聞き返します

キバルト いや、フレワ相手に「そんな悠長なことをしていたから、あの娘は!」とか言いたかったけど
キバルト 八つ当たりだけどね
キバルト ま、こちらも残念だが落ち込む純情少年の演技はまたに機会にしとこう
GM 八つ当たりかな?結構的を射ているようにも思うけどね。
GM キバルトのアムロ風演技は、時間がないチャットセッションではなかなかできませんね(苦笑

教授 「東方はイーストエンドに生息する白黒の斑の熊のような動物で、笹を主食としている。その生態は・・・」
フレワ 「詳しい説明は長くなりますので、そういう動物がいる、ということでよろしいでしょうか。」
フィロ 「そのほうが、わかりやすくていいです」
GM 教授は残念そうだ。
フレワ 「その容疑者は悪魔だということで、その行方を追おうとしているんです。」

フィロ 「悪魔・・・面白そうね」と目を輝かせます
キバルト 「・・・面白くなんてあるもんか!」と小声で呟いてみよう
キバルト で、パンダってセージ技能でも分からんのか?
GM パンダはわかりたければわかっていいです。自分の知識のパンダをフル動員してください。
キバルト それは、現実世界にいるパンダをイメージしていいんだな?同名の別物とかいうひっかけはないんだな?
GM あのパンダでいいです。上野動物園の人気者と同じと思っていただいて結構です。

フレワ 「それで、悪魔はもともと本拠のあったネーチェの近くに生息していると思われます。」
キバルト わかった。パンダはともかくエドワードは気になる。依頼を受けよう
フィロ こっちも冒険者っぽいことができそうなので、依頼を受けようと思ってます。後は金しだい
フレワ 「協力していただけますか。ありがとうございます。」

教授 「ただ、パンダといってもちょっと変わっていてな・・・いや、人を襲ったりするものではないので安心してほしいのだが。」
キバルト 「・・・変わってるって・・・なにが?」
教授 「それが、だな・・・いや、救出したら話そう。」
キバルト マテ(ワラ、気になるじゃないか
GM 教授の態度からは、何か後悔めいたものが見える。

フレワ 「教授と魔術学院、それに神殿から2000ほどもらっています。」
フィロ 「2000! わかったわ、ぜひ協力させてもらいますわ」
フィロ 営業スマイルを浮かべます
フレワ 「ひとり1000になりますね。」
GM なんだかんだいって、教授もフレワもキバルトのことを信頼している様子。
フィロ (やっぱり、この暗い人と組まなくちゃいけないのか)とキバルトの方を見ます
キバルト 視線には気付かない。エドワードのことで頭がいっぱいだ
キバルト といってもエドワードに会ってどうこうする、つう具体的なビジョンは無いが
フィロ 「まぁ、いいわ。そのパンダとかいう生き物を救出すればいいのね」
フレワ 「では、早速・・・」といって、袋をひとつキバルトに差し出す。
キバルト 「・・・ん?何ですか、これ」
GM ジャラジャラいっている。報酬っぽい。
キバルト そうか。じゃあ、フィロに袋ごと渡してしまおう
フィロ では、嬉しそうに受け取ります。
フィロ さっそく中を開けて金額を確かめます
GM 2000、そのまま入っているようだ。

教授 「では、向かうとしようか。」
キバルト ん?その言い方は同行するのか?
フィロ 皆一緒なんですか
GM メンバーは、教授・フレワ・キバルト・フィロ。
キバルト フレワもか。なんとなく胡散臭い奴だが
キバルト ま、今はそんなことよりエドワードだな。
GM あいかわらず依頼人が胡散臭い。このシリーズは毎回そう。
フィロ フレワが来ることにショックを受けつつ「参りましょう」と言って酒場を出ようとします

GM それでは、順調に元ネーチェ。
キバルト はやっ、移動だけは相変わらずはやいなー
フィロ 到着で良いんですか
GM 移動は時間の無駄です!

見慣れた村と見慣れない光景

GM ネーチェは、二人がかつて見た姿とはかけはなれた惨状が広がっている。
フィロ 「どうして、こんなことに」と呟きます
キバルト あれ、前々会で既に壊滅してたんではなかったか?
GM 前々回は、村ではなく村長代理エドワードの屋敷が爆発を起こしたんです。村は無事だった。
GM そのあと、前回の途中、村がゴブリンに教われて滅亡したという話を聞きましたが、この村には来ていません。
キバルト はっはっは、プレイヤーとキャラクターの記憶は別物だからなー
GM 威張らない!

GM さすがに死体こそ残っていないが、焼け跡が所々に残っています。そんな中に不可思議な現象が。
GM 村長の家、村の中心にそこだけモダンな建物があったが、これはなぜか残っている。
キバルト 何が変なんだ?
GM フィロにしてみれば、その部分だけ残ったという感じにも見えるが・・・
フィロ 全てが破壊されている中に、建物が1つだけ残っている。確かに変ですね
GM キバルトにしてみれば、この建物は爆発炎上してなくなったはずだから、よけいにおかしく見える。
フィロ 「すっごく、怪しいわね」
キバルト 「・・・奴がいるのか?」
フィロ 「どうする?」
キバルト とりあえずそれしか残ってないんだろ?そこに行こうか
フレワ 「おかしいですね。これだけ残っているなんて。」
キバルト きっと中で、パンダ男に改造しているんだ
教授 「とにかく、ここにその悪魔がいるようにしか見えないな。」
フレワ 「どう考えても誘われていますが・・・いきましょう。」
フィロ 「罠だと思うんですが、正面から行くんですか? 」
フレワ 「どうせくることはわかっているんでしょうし、細工をしてもしょうがないでしょう。」
フィロ 「そうですね」
キバルト 「裏口にだって罠はあるだろう」←そういう問題か?
教授 「見たところ、入り口はひとつだけのようだ。」
キバルト 窓とかないの?
GM 窓はあるが、カーテンが総ての窓にかかっている。
GM ちなみに、建物が元のままなら、内部の構造はキバルトはなんとなく覚えている。
フィロ 出来るだけ、フレワを盾にするように歩いていきます
キバルト じゃあ、僕は教授を・・・(嘘
GM 生きて戻ったら留年していた
キバルト だから、嘘だ。中に奴がいるならためらう理由は何も無い。とっとと開けるぞ

悪の巣と彼女の決断

教授 「では、入るぞ。」
フィロ 「ああ、そんな無警戒に乗り込んで。知らないわよーどうなっても」
キバルト  (危ないと思ったら止めてください<フィロ)
フィロ 残念ながら、フィロはフレワを盾にしようとやっきになっています
GM 激しい女の戦い!(セクハラ?)
フィロ 一方的にファリスを敵にしているだけですって

GM では、罠もなく。向かう場所は?応接室(と隠し部屋)・村長室・牢屋(のかわり)など。
キバルト ・・・いや、だからプレイヤーとキャラクターの記憶は別物でして・・・
キバルト 実験室みたいなのはあったかな?
GM 戦闘をできるような広い場所は応接室だな。
GM 実験室かどうかはしらないけど、隠し部屋に薬漬けのゴブリンを置いていたけど。
フィロ 近くから順に行くとしたら、どういう順番ですか
GM 牢屋・応接室・村長室。他は客室とかあるけど、これといったものはない(GM断言)
キバルト 近くから回っていくか?まず牢屋へ行こうか
フィロ ところで教授って高レベル魔術師だったりします? それとも高レベル賢者?
GM 賢者。まさしく盾。ついでにラーダプリースト。
フィロ 魔法は期待できないと、では牢屋から行きましょう

GM 牢屋。何もない。
フィロ 調べます?
GM 腐臭がする。しみが残っている。
フィロ そのぐらい平気、スラム育ちだから
キバルト パンダもエドもいないんなら
キバルト 別のこと行こうか
教授 「いないようだな・・・」
フィロ 「パンダってどのくらいの大きさなんですか」と教授に聞く
キバルト 手のひらサイズだ
教授 「20cmくらいだ。」
フィロ なんてプリティーな
GM まさしく手のひら。
フィロ えっ
フィロ 「じゃあ、どこにでも隠して置けますね」
キバルト ・・・おい待て
GM 知っている人はわかる、パンダの大きさとしては非常に小さい。というかありえない。
キバルト パンダも生まれた時は小さかろうが・・・
GM 3年前に拾ってきたというからにはもうだいぶ大きくなっていようと思われます。
教授 「アレを隠すのはなかなかに難しいと思うが・・・」
フィロ 「次、応接室にでも行ってみます?」教授の呟きは聞こえなかったことにします
フレワ 「そうですね。」
キバルト 隠すのが難しい20cm・・・
キバルト 奇声でも上げるのか?
フィロ いったいなんでしょうね
フィロ パンダの知識がないから、全て鵜呑みにしますよこの少女は
キバルト ・・・まあ、いい。パンダよりエドだ。次に行こう

GM そのとき、応接室と反対のほうからばたばたという足音のようなものが聞こえてきた。
フィロ ゆっくり近づいてみます
キバルト 応接室で待機か?
フィロ 忍び歩きで、音の方向へ
キバルト あ、行くの?止めないけどね
GM そこにいるのは非常にたくさんのゴブリン。目が真紅の色をしている以外は普通のゴブリン。
フィロ 気がつかれましたか?
GM 気付いてはいないようだ。結構な速度でこちらに向かってくる。
キバルト 目が赤い?何かどっかで見たような・・・
フィロ わかりました、他の人と合流します
フィロ ゴブリンのことを素早く伝えます
フレワ 「そう・・・わかりました。私が一人で食い止めます。」
フィロ 「お願いします」と言って、フレワの後ろに回ります
キバルト 「あの薬はもうないのかな?」
フレワ 「薬ですか。持ってきていません。総て倒すしかないでしょう。」
フレワ 「皆さんは先に進んでください。」
フィロ ではさくさく進みます。ファリスの信者とはあまり長くいたくない
キバルト 先なんてあるのか?
GM 先は応接室やら村長室やらがある。
キバルト つうかいくら胡散臭い奴でも、「一人で」なんて言われるとちょっと
フレワ 「大丈夫です。私は一人で戦うほうが得意ですから。」キバルトのほうをまっすぐ見て言う。
キバルト ・・・ますます胡散くせぇ
フィロ 確かに、胡散臭いですねぇ
GM GM心として、フレワがかわいそうだ・・・
キバルト 教授はどうしてるの?
GM 教授はパンダのために先に進もうとしている。
GM それでは、さきに進でいいですか?
キバルト まあ、本人が一人がいいって言うんだったら・・・
キバルト 手向けのプロテクションでもかけておいてあげよう

守るもの、守られるもの

フィロ 罠を調べる余裕はありますか
GM 罠・・・扉があり次第ささっと調べるくらいなら・・・
フィロ んじゃ、調べられるだけ調べてから進みます
GM では、進みますと、応接室。
GM 入り口を調べるなら、ダイスをば
フィロ 9ですね。あちゃー低いな
GM 何もないように思える。
キバルト じゃ、開けて
フィロ 開けます
GM あけると、中にいるのは一人の男。
フィロ 「パンダ・・・じゃあ、なさそうね」
キバルト エドか?
キバルト まさか・・・ぱんだおとこ?
男 「こんな田舎までわざわざご苦労。
男 「エドワードからあの化け物を守るように言われている。」
男 「いざ・・・勝負!」
フィロ 問答無用ですかー
キバルト あの化け物・・・ぱんだか?
GM 普通の人間のようにも見えますが、筋肉のつき方が尋常じゃない。お薬系の人かな。
GM ちなみに、第9回の門番といえばわかる人はわかる。
キバルト おお!きっとキャラクターには分かるんだろうがプレイヤーは思い出せない・・・
フィロ ちょっとは思い出してください
フィロ キバルトの前に出て、武器を構えます。
キバルト 目の色は?赤くない?
GM 眼の色は赤くない。

GM 戦闘。
フィロ とりあえず攻撃「えいっ」10
GM あたりませんです。
キバルト プロテクション、フィロに
フィロ サンキューです
GM 14でフィロに。ダメージ12点。
フィロ シャレニなってなーい。4点ガード
GM ダイス目悪くないですか?
フィロ 悪いです
GM 教授キュア。8点回復。
フィロ 「ありがとう、教授」

GM 次のターンでどうぞ。
フィロ 攻撃します。13で、6点
GM ダメージ来ないですねえ。
フィロ 「ううっ、硬いよー」
キバルト ファイアウェポン!頑張ってくれ、フィロ
GM シーフは補助魔法と相性がいいからなあ。
GM 敵。14でフィロに。
フィロ 回避!「ラッキー」
GM 教授は回復魔法のために待機だ。

GM 次のターン。
フィロ んじゃ、攻撃、13
GM はずれ。
キバルト することが無い。こいつの後ろにまだ部屋はあるのか?
GM 部屋はない。しかし、右手に隠し部屋があるはず。
キバルト こいつを倒さないとたどり着けないか・・・「ふぃろー、ガンバレー」
フィロ 「がんばる~」
GM 教授。ウィークポイントでクリティカル値が-1になります<男を攻撃する直接攻撃。

フィロ 攻撃いっきまーす。ぴんぞろー
GM あれま。
フィロ 経験点10点獲得~
キバルト ちっ!待機だ
GM 攻撃15.
フィロ 「ふぃぃー、早すぎて避けられないよ」
GM ダメージ14.
キバルト なにい!固定ではないのか・・・<打撃点
GM にんげんだもの
フィロ 10点とめた。回避で12出て欲しかった
GM 教授は待機。

GM 次ターン。
フィロ 攻撃。「あたれー」12
GM 回避できないなあ・・・
フィロ 8ダメージ
GM ダメージ来ないなあ・・・
フィロ クリティカルがでなーい

キバルト 遺失呪文効くかなー。でもフィロだけしか寝なさそうだから待機
GM 敵攻撃。14、ダメージ13.
フィロ 避け失敗。10点とめー
GM 回復8点<教授より

GM ターンアタマ。
フィロ 攻撃、11.
GM あれま・・・こんなのあたっちまいました。
フィロ 10!回った~
GM ついに来た!
フィロ 9!
GM あああ・・・
フィロ おまけー
フィロ 5で、20点ダメージ
GM これでは死なないけど・・・痛い!
フィロ 「日頃の行いの違いよー」日頃の行いあんまり良くないキャラクターだけど
キバルト 「ガンバレー」
フィロ 「がんばる~」
GM 敵。12.
フィロ 「ぎりぎり、避けたー」
GM 本当に日ごろの行いが悪いのかなあ・・・教授待機。

GM 次ターン。
フィロ 「いい感じにテンションが上がってきた」攻撃、15
フィロ 8点
GM こないね。

キバルト 後ろのフレワは大丈夫かな?ちと耳を澄ましてみようか
GM さっきから、どっかんどっかん音がしたりしています。戦闘の音は鳴り止まないようです。
キバルト ゴブリン以外の叫び声とかしないよね?
GM フレワの声は気合の声くらいかな。
フィロ どっかんどっかんってもしかして
フィロ たしか一人の方が闘いやすいって言ってたしなぁ
GM フレワは高レベルプリーストよ~
キバルト ああ、エクスプロ-ジョンか
フィロ ぐはぁ~、やはりあれかー
キバルト じゃ、ホントにファリスの神官だったんだ。あ、ファリスとは限らんか
フィロ です

GM 敵6ゾロ命中。ダメージ14点。
フィロ 「痛いっ!!」8点食らったー
GM 回復10点。フロム教授。そろそろ打ち止めか?
フィロ その前になんとか倒さないと

GM 次ターン。
フィロ 「さっさと倒れろー」
フィロ 14、7点。
フィロ 「だめだー」
GM いや、素通し。死なないけど。
フィロ マジですか
GM キバ、応援?
キバルト ふっ、当然だ・・・

GM 敵。17!
フィロ (16)おしい、くらった
GM ダメージ11点。
フィロ 1点食らった
GM 教授休み。
GM 休講みたい(苦笑

フィロ 攻撃しますよー、11
GM あたりですね。回避の目が悪い。
フィロ 8
GM ダメージ来ません。

GM キバは応援として、敵。(1ゾロ)あ、あたらねえ。教授待機。

フィロ やっちゃいますよー
フィロ 「ていっ」
キバルト 「ガンバレ~」
GM キバはチアボーイ技能を1レベル手に入れた。
フィロ 16.
GM あたり。
フィロ 8.クリティカルで良いのかな?
GM よいです。まわってます。
キバルト 8でまわるのか?応援のおかげ?
GM ウィークポイント!教授のおかげ!
キバルト あーそうでした
フィロ 13ダメージ。「応援が効いてるっ!!」
GM あれま。倒れた。「君たちの勝ちだ・・・」相手は気絶した。

フィロ 「終ったー、キバルトの応援と教授のおかげね」
キバルト こら、気絶スンナ「貴様の主人はどこにいる?」
GM 気絶したんだってば。
キバルト 教授、起こして
フィロ 起こすんですか?んじゃ、その前にぐるぐる巻きにしよう

真相

教授 「それよりもパンダを・・・」
キバルト わかったわかった、先に隠し部屋に行こう
GM 隠し部屋。壁を壊して行くところ。
フィロ GM、フレワの方は?
GM まだ戦闘の音がする
キバルト 彼女は神の御許へ旅立ったんだ・・・
フィロ うわっ、なんて台詞をそれをギャグで使うと、かならずNPCは生きて帰ってくるのに~
GM 勝手に殺すな。ゴブリン相手じゃ100ターンだって持つ。
フィロ フィロが先頭になって、調べながら進みまーす
フィロ ダイス振ったほうがいいですか?
GM 進むというか。右の壁を崩して入るだけですぜ。
フィロ あれっ、まだ崩れてないのですか
キバルト スタッフでコツコツ
フィロ 「ガンバレー」
GM キバルトがたたこうとすると、すり抜けた。
キバルト おお、クリエイトイメージか?
GM その瞬間、館の全景がゆがむ・・・
GM 気がつくと、君たちは焼け野原の中に立っていた。
フィロ 「あれっ??」
フィロ 周りを見渡します
キバルト げ、これはクリエイトイメージぢゃ無いぞ
GM 後のほうにはフレワが立っています。ゴブリンは一匹だっていちゃいません。
キバルト みんないるのか?
GM 足元に倒れているさっき戦った男はいます。
GM そして、右手のほうに小さなパンダの姿が。
GM 教授が駆け寄っています。
キバルト エドは?いないか?
GM エドワードの姿は見えません。
フィロ 教授についていきます

キバルト いったい、今度は何がしたかったんだ?
キバルト あ、パンダはまだ無改造なのか
GM 教授が寝ているパンダを起こすと、大声で泣き出します。
GM 「アイヤー!」って。
キバルト 教授に襲い掛かったりは・・・しないのね
フィロ 「それがパンダ? なんか変な声で泣くのねぇ」
キバルト え?パンダの鳴き声なの?
GM パンダです。「アイヤー!アイヤー!」って泣くんです。
キバルト 私の明晰な灰色の脳細胞によれば・・・それはパンダではない・・・
フィロ 現実のパンダを小さくしたような外見ですか?
GM パンダではありますが、なにか異様です。しかも、背中から黒い羽根が生えています。
キバルト なるほど。予想の範囲内だ

フィロ センスオーラ
GM 精霊の感じはしないようです。
キバルト センスマジックは?
GM マジックはかけると魔力を感じるんだな。
フィロ 「おかしいわ、その生き物・・・まるで魔法生物」
教授 「わかるか・・・それでは、説明しなければなるまい。
教授 「私は何年か前、パンダという生物の生態を調べるため、イーストエンドへと向かった。」
教授 「観察が終わったあと、偶然、コイツと遭遇したんだ。」
教授 「見たこともない種類であるこいつを、学院へと持ち帰ったところ・・・」
教授 「古代術研究のデイヴィッド教授に、コイツが合成生物、つまりはキメラであることを教えられた。」
教授 「ベースはパンダ、背中のコウモリの翼と、ここまではいいが、声帯に使われていたのは・・・人間だった。」
フィロ 「ふーん、害はないの」
教授 「人間を害することはまずありえない。古代人が作った、悪魔の産物だ・・・」
フィロ 「魔術師なんかの、やりそうなことね」
キバルト じゃ、喋れるのか
教授 「ただ、頭脳が人間のものではないため、人間の言葉を理解することはできない。ただ、このように泣くだけだ。」
教授 「鳴くではなく、な。」
キバルト ・・・エドはこいつに使われた技術を調べたかったのかな?
フィロ 「愛玩用?」
教授 「愛玩用か。そうかもしれない。なにか別の目的があったのかもしれないが。」
教授 「当然、このような生物は私の研究対象に入ってはいない。」
教授 「こいつを処分しようと考えたが、連れて帰ってくる間に愛着がわいてしまってな・・・」
教授 「こいつを研究所の奥に隠していたんだ。やつらがどうやってこいつのことを知ったのかは知らないが・・・」
教授 「とにかく、やつらがなにを目的でコイツをさらったのかもわからない。」
キバルト 「どうせ、ろくでもない理由さ」
フレワ 「エドワードは人間を改造するとか、そういった行為が好きみたいだから。その研究材料としてほしかったのでしょう。」

フィロ 「まっ、ともかくこれで依頼は終了ね」
教授 「できたら、学院までつれて帰る間の護衛もついでに頼まれてくれないか?」
フィロ 「いくら、もらえるのかしら」
フィロ 帰るついでだからいいかなと思いつつ、ファリスの信者と一緒かと思うと考えてしまう
教授 「私のポケットマネーだからな。合計300しか出ないが・・・」
フィロ 「キバルトはどうするの?」
キバルト 「別に護衛はかまわない。ただ、エドがこいつをこんなにあっさりと返すということは、すでに必要な情報は奴の手に渡ってしまっているんではなかろうか?」
フレワ 「そうかもしれません。ただ単にわからなかっただけかもしれません。」
キバルト 「奴に何かされてたとしたら、学院で分かるかな?」

フィロ 「倒れている男のこともあるし、学院までだったらついていってもいいかな」
フィロ 「でも、もうちょっとお金を奮発してくれると嬉しいなー」
教授 「私も金持ちではないからな。これ以上はちょっと無理だ。」
フィロ 「魔法のアイテムとか欲しいなぁー」教授をじっと見つめます
GM 生物学の教授になにを望むか。
フィロ フィロはそこらへんのことをよく理解していないのです
フィロ 結局生物学がなんなのかも、わかっていない状態です
GM 無理だよということでこれ以上は交渉になりません。
フィロ OKでは無理とわかった時点で、しぶしぶ諦めます
キバルト 魔法生物、とかいってブロブくれたりしてな
フィロ ブロブをもらっても嬉しくないですねー
GM 魔法生物は管轄外だと先ほど述べた通り

GM ということで、特に何もなければ、ここで終了です。2500経験を贈呈。


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