始まりは日常

GM みなさん、といってもお二人は例によって冒険者の店「旅の神の導き」亭にいます。
GM ・・・といっても、いないと宣言することは自由です。
キバルト 講義は・・自主休講と言うことで
キバルト いや、僕は真面目な生徒だ、今日はたまたま休講だったと言うことに変更
GM 大学じゃないんだから休講って・・・

ペグ まぁ、いるでしょう。今って何時?他に誰がいる?
GM それなりに他の冒険者もいるようです。
GM 前回のメンバーでいるのはキバルトとペグのみ。
ペグ なるほどね。んじゃ、時間帯が昼なら飯を食べ、夜なら酒を飲もう。
GM 昼ですね。昼過ぎころ。
GM 大体冒険者たちは自分のグループで固まっています。ソロなのは数人いるくらい。
キバルト いいなあ、チームワーク良くて
ペグ 「なんだよ、俺が一緒にいるじゃないか」
キバルト 「まあ、確かにそりゃそうですけどね」

マスター 「今日は寂しめだなあ。」
キバルト たまの休みにコレか、マスター、デザートおくれ
マスター 「デザート?これでどうだ?」謎のシャーベット状のもの。アルコールくさい。
ペグ 「安くてボリュームある飯頼むよ」
マスター 安くてボリューム・・・「残飯が出るまで待ってくれ。」
ペグ 「おいおい、残飯は勘弁してくれ」
ペグ 「じゃ、今日の定食でいいよ」
マスター 「残飯定食はさすがにいやか。これを気に入ってるやつもいるんだがな。」
キバルト ネーミングが良くないよ、ミックスランチぐらいいっとけば良いのに
GM 体面を気にするような男じゃない<マスター

怪しい依頼

GM そんなこんなが繰り返される中、扉が開かれるのである。
ペグ 扉の方を見る
キバルト 誰か来たかな?
GM 扉からは、小柄な少女が入ってきた。16歳くらいだが、細い割りに弱い感じは受けない。
GM そして、辺りを見回すとマスターのほうに歩いていく。
キバルト 同い年かな?依頼人の方だよね
GM さすがに冒険者には見えないので依頼人だろう>キバルト
GM キバルトは、見回す視線が自分のところでほんの一瞬、止まった気がした。
キバルト はて?知ってる人かしら?<視線
GM 冒険者+知力で振ってみて>キバルト
キバルト 12かな
GM ・・・見覚えなし。
キバルト んー結構高い目だったのに
GM その少女は、マスターに何かを聞いているようだ。
キバルト マリーって事はないよな、流石に
GM それはいくらなんでも判定させはせん<マリー

キバルト 気になるからそっちをみてよう
GM 聞き耳は立てないわけね?
キバルト 技能がないの<聞き耳
ペグ 聞き耳を立てるのは嫌なので、普通にマスターに向かって話しかける「仕事かい?」
GM マスターは、ペグのほうを見ると、「そうだな、今のところ不安だけど・・・」
マスター 「そこの二人、仕事だ。こっちに来て話を伺え。」
ペグ 素直に行く
キバルト ペグが行ったなら僕も行こう「マスター、どんな仕事?」
ペグ 「どんなお話ですか?」>依頼人
GM 二人がカウンタ前に行くと、彼女は話を始める。
少女 「あなた方が、正しき道を貫く人たちだと聞いて、仕事を頼みたいと思ったのです。」
キバルト ファリスの人かな?
キバルト 「それは光栄な話ですね」
ペグ なんか、やな前ふりだなぁ<プレイヤーの感想
GM (確かに私がプレイヤーで同じことを言われたらいやだと思うかも・・・)
少女 「あ、申し遅れました。私はフレワ=ティルフィールと申します。」
ペグ 「俺、いや、私はペグと申します。マイリーの教えに従う者です。」
キバルト 「僕はキバルト、賢者の学院の生徒です」
フレワ 「早速ですが、本題に入らせていただきます。ここから東にしばらくいったところに、ネーチェという村があるのはご存知ですね?」
ペグ 知ってるの?(笑)
GM うーん、冒険者ならある程度近辺の事情に詳しいので知っていることにしましょう。詳しく知りたいなら冒険者+知力で。
キバルト はは。10
ペグ 同じく
GM 善良な領主が治める村で冒険者にとってはあまり関心の持てる村ではない。
キバルト 確かに。トラブルこそ飯の種だしな<冒険者
GM しかし、だいぶ前にこの付近にゴブリンが出たという話を聞いた。どうなったかは知らないけど。
ペグ 「まぁ、名前ぐらいは」
キバルト 「もしかしてゴブリン関連のお話ですか?」
フレワ 「エドワード=オイデネウスという男がこの村に住んでいます。彼が、ゴブリンを捕まえてよからぬことをしているらしいのです。」
フレワ 「それで、ゴブリンの集団が怒ってこの村に攻め込もうとしているらしいのです。」
フレワ 「それを防いでいただきたいのです。」
キバルト 「・・・よくそんなことをご存じですね」
フレワ 「・・・」キバルトの言葉には返答なし。
キバルト じゃ、こっちもそれ以上追求しない
ペグ 「ゴブリンが仲間のために怒って、襲ってくる…何をしたんです、その男?」
フレワ 「仲間を連れ去られて怒らないものはいないでしょう。」
ペグ 「確かに怒りはすると思いますけどね、やつらが仲間のために実際に行動するとなるとね…」
ペグ 半分は、ドワーフ的偏見かも(笑)
フレワ 「何か別の理由があるのかもしれませんが、私もそこまではわかりません。」
キバルト 仲間のためと言うよりも、自分たちのためだったり
マスター 「自衛のためかもなあ。」
キバルト と言うことはかなりヤヴァイことしてるのかな?
ペグ 普通なら、こっちに頼む前にそのエドワードとかいう男に何かいうけどねぇ
ペグ 「で、あなたの立場は?村の代表ですか?」
フレワ 「私はその村とはかかわりはありません。」
ペグ 「ほう、では、どうしてこんな依頼を?」
フレワ 「このような事態を抛っておいてはいけないと思ったからです。」
ペグ …これって、キバルトの疑問にループして戻るか?(爆)
キバルト 「どっちを放っておけないのですか?ゴブリン?エドワード?」
フレワ 「ここで争いが起きることを看過できないだけです。」
キバルト 「・・・それは立派な心がけかも知れませんけど・・・」
ペグ 「…失礼ですが、あなたは、どういう方ですか?」
フレワ 「あなたは、冒険者なのでしょう?」
ペグ 「もちろん冒険者ですよ。」
ペグ 「ただし、あなたのいう正しき道を貫く冒険者なのでね(苦笑)」
フレワ 「・・・やはり疑っておられるわけですね。まあ、それは当然といえるかもしれません。」
ペグ 「単に戦ってください。分かりましたというのは単なる傭兵ですよ」
フレワ 「正直、お金だけで動くような人たちは信用できないので信頼できる人を、と頼んだわけですけれど・・・」
ペグ 「まぁ、争いを防ぎたいという理由には文句を言うつもりはないですが…」
キバルト 「僕らを信頼するというなら、そちらの事情もある程度は明かして欲しいですね」
フレワ 「もし、このままの状態が続けば村が全滅する恐れがあります。それをとめたいと思っているだけなのです。」
キバルト 「それは確かに何とかしたい気持ちはやまやまですが・・・」
ペグ 「なぜ、身分を明かすこともできないのです?」
フレワ 「そうですね、このような失礼なお願いをするのが間違いでした。他を当たりますので今の話は忘れてください。」
キバルト むーそれも何か寝覚めが悪くなりそうだ
ペグ 「…ふぅ、待ってください」
フレワ 「・・・はい。」
キバルト 「別に依頼を受けるには吝かではないですよ」
ペグ 「こういう状態で依頼を受けるなら、いくつか条件がありますよ」
フレワ 「条件ですか。総て受け入れることができるとは申せませんが、できうる範囲でなら。」
ペグ 「実際に依頼を受けて行動を開始したあとでも、こちらの判断で行動を決めさせていただきます」
ペグ 「その行動がたとえ、あなたの利益に反することでもです」
フレワ 「それはかまいません。」

キバルト で、話は戻るけど
GM はい?
キバルト 「結局何とかしたいのは、ゴブリンですか?それともエドワード?」
フレワ 「それは、情報を調べた上であなた方が判断してください。」

ペグ 「条件の続きですが、下世話な話で申し訳ないですが、報酬は前払いでお願いします」
キバルト ・・・何か変な依頼だな。「失礼ですが報酬は村から出るのですか?」
ペグ 村と関係ない人なら違うんでは?
フレワ 「報酬は、私が今ここに持ってきています。」合計で、1500ガメルある袋。
キバルト ・・・ホントにただの善意の人なのかなあ?
ペグ まぁ、裏はあるよね。身分も明かせないっていうんなら
ペグ 理由が単純なことと、身分を明かせないってことの間には関連性無いもんね
キバルト 「ま、僕は受けても構わないんだけど・・・二人で大丈夫なのかな?」
ペグ 「それこそ、わからないな。現時点だと、ゴブリンよりエドワードって男と敵対しそうだけど…」
キバルト ああ、マリーの手も借りたい(ワラ
ペグ 「そうそう、貴方のことが話せないなら、エドワードってのは何者です?」
フレワ 「エドワードは、ネーチェの村長役をつとめている人物です。善人で村人の信頼も厚い好人物だそうです。」
ペグ 「…最初に言ってくださいよ。村全体を敵に回しそうだなぁ(溜息)」
フレワ 「これは申し訳ありません。知っているものだとばかり・・・」
ペグ 領主とは同一人物なの?
キバルト 例の領主ってことかな?それはちょっと相手が悪いなあ
GM 例の領主です。
ペグ 「領主…貴族ですか、家の規模や家来などは?」
ペグ う〜む、普通は村長は貴族じゃないよなぁ(爆)
フレワ 「元来地主なので屋敷や土地は結構な広さがあります。」具体的にいうと東京ドームのフィールドくらいだと思ってください。
(付記:以上の大きさは屋敷の大きさでした。土地はこんなものではありません)
フレワ 「家族や家来も合わせて50人くらいでしょうか。私兵という規模ではありませんね。」
GM 村長そのものではないんですけどね。
ペグ 家名とかで、改めて知識チェックしたい
GM はい、チェックどうぞ。冒険者+知力で。
ペグ 12。わかる?
キバルト 7?しょっぱいなあ
GM ネーチェの付近では地主として名が通っている。没落貴族が帰農したのがはじまりらしい。

ペグ あ、ついでに、この依頼人の名前と家名でも知識チェックしたいな
ペグ 14
キバルト また7?なんなんじゃぁ
GM 該当する姓名で有名な逸話などは知らない。
ペグ 変に魔術にかぶれてるとか、宗教にかぶれてるとかっていう話は無い(知らない)のね>地主
GM きいたことはないです。ただ、ゴブリンと和解したとかで村以外では胡散臭く見られている節はあるとか。
キバルト 和解?そんな話があったの?
GM あくまで噂話の域をでないが、ゴブリンがネーチェの村を襲わないのはそのような密約があったからだとかいう話がある。
ペグ …シーフとかバードとかの情報網or知識が欲しいかも(笑)
キバルト ま、依頼人の話も出所不明だしな

プレイヤーのつぶやき

ペグ しっかし、依頼を受けきる前に1時間近く使ってる。珍しいパターンだ(笑)
キバルト いや、怪しい依頼を易々と引き受けちゃうのも芸がないかな、なんて
キバルト ま、僕の目的はお金じゃないし
ペグ お金は目的じゃないけど、冒険者であるいじょう生活のためには…<夢がないなぁ(涙)

冒険開始

ペグ 密約の内容までは噂になってないの?
GM 噂は噂ですからねえ。いけにえとかいう話もあるみたいですが荒唐無稽です。
ペグ なるほどね

ペグ 「あと話せること、話しておくべきことは無いですね?」
フレワ 「もうないと思います・・・」
キバルト 「どう?後は直接現地で自分で確かめるって言うのは?何か無策っぽくて嫌だけど」
ペグ 「ま、しょうがないよね」
ペグ 前金でもらって、実態が…だったら、帰ってくれば(爆)<プレイヤーの心の声(笑)
ペグ 「では、前金でお願いします」
フレワ 「はい、あなた方の善意を、信頼します。」

ペグ えっと、村って近いんだっけ?
GM 歩いて数日。そのあたりの用意もこちらでさせていただきます。わざわざ食糧買ったりするのたるいので(苦笑
GM 依頼人は、出て行く。
ペグ 「それじゃ、行こうか」
キバルト 「うん。でもやばかったら悪いけど手を引かせてもらうこともあるかもよ」
キバルト って、行っちゃった(ワラ
ペグ 「まぁ、そこら辺は分かってるはずだよ(笑)」>キバルト
リオン あれ?……あらら。
キバルト んーと、そういえば依頼人は同行するのか?「ちょっと待ってよ」>フレワ
フレワ ちょっとタイミング遅いんだけど、まあ仕方ないので。「なにか?」
キバルト 「いやさ、君も含めたとしても、3人は少しきびしくないかな?」
キバルト 「ここは冒険者の店なんだからフリーの人をもう少し雇っていっても」
フレワ 「私は今回の件で同行できません。途中で立場を翻されることもあるのだったらなおさらです。」
キバルト 「あ、そうなの」
フレワ 「では、よろしくおねがいします。」そういうと、出て行った、ということで戻っていいかな?
ペグ 「こりゃ、依頼の金の中で好きなようにしてくれってことだねぇ」

第3の男

ここで、リオンのプレイヤー、くらげさんが参加。

マスター 「しかし、あれだな、いくらなんでも二人でほっぽりだすのは不安だなあ。」
リオン おっと(笑)
リオン じゃあ、そこにさり気なく酒場に入っていく一人の……(笑)
マスター 「・・・あれかな。」(笑
リオン 「っと……マスターひさしぶり、なにか軽い飲み物と、あと……軽い依頼かなんか、あるかな」
マスター ・・・「軽い依頼ね。じゃ、こいつらと一緒に行くか?」(いやな笑顔)
リオン 「…………あいかわらずいい笑顔だな」
マスター 「で、やるのかやらないのか?」
リオン 「っと」振り向いて「……なんか依頼受けてるって?」顔見知りかな?
GM 知らない。
キバルト 変な取り合わせだろうなあ、ドワーフとガキ
リオン 「まぁ、少し寂しい感じがする……けど。そろそろ出たいところだ、一緒させてもらっていいかな」
ペグ 「こちらはかまわないよ。軽い依頼かどうかは、知らないけどな」
GM このとき、依頼をどう説明するかも二人しだい。
リオン 「じゃ、決まりだ。依頼内容は?」<聞いてからきめろよ(笑い)
ペグ 「原因も何もかも教えて貰えなかったが、ゴブリンが村を襲いそうなのを防いでくれとさ」
ペグ 「まぁ、はっきりしたことを言えない代わりに、こちらの判断で方針変えても良いとさ」
キバルト 「一応人助けっぽいけど、かなり怪しい依頼なんだ」
リオン 「聞く限りは極普通の依頼だな。……あやしい?」
キバルト 「依頼の出所があやしいの(w」
リオン 「出所……さっきの女の子だろう?」
ペグ 「前金だし、最悪は放り出してもよい。プライドが傷つくけどな…」
ペグ 「領主(村長)の行動が原因の可能性あり。ゴブリンとの間に密約がある可能性あり」
リオン 「それはまた悪趣味な。しかし面白いな、それなら(クス)」<密約
ペグ 「最悪、村全体を敵に回したりすることもあり。その場合は、村人ぬきでも50人近い敵が…」
リオン 「……村全部?襲われている村が?」
ペグ 「ま、目的自体がまともでなければ、受けない依頼だよ。」
リオン 「…………人助け、ね」
ペグ 「まだ、襲われてない。襲われる可能性ってだけで、それもさっきの女の子の話を信じれば…だ」
リオン 「でもまあ、受けたからには行くしかないってところかな?プロとしてのプライドのために」
ペグ 「とりあえずは、実態調査だな」

村には何がある

GM さて、どこにいく?
キバルト ネーチェの村、かな?
GM はい、村です。平和そうな村です。
キバルト&リオン 早っ

ペグ 村の規模と施設(神殿・魔術学院etc)は?
GM 規模、大体30軒程度。 神殿は小さいのあり。魔術のほうはなし。しかし、常駐の司祭はいなさそう
ペグ あれま、司祭居ないのか。って、何神殿?
ペグ 神殿がマイリーなら、先にそっちに行く<他の人は知らないけど
リオン ファラリス……(殴)
GM ・・・万神殿かな。
リオン やおよろず……

キバルト 「えーと、村長のトコに直、ってのはまずいかな?」
ペグ とりあえず、宿屋に行きたいかな
キバルト 「村の酒場で情報収集、か」
リオン 「そういえば、依頼者ってこの村の人間なのかい?」
ペグ 「いや、この村の人間ではないそうだよ」>リオン<「ま、名前以外は自分のことは何も言わなかったけどな」
リオン 「そうか……」


続き